ＸＣ８用ＳＣ１６０２の制御関数ライブラリ
↑上かＳＣ１６０２Ｄ
下がＳＣ１６０２Ｂ
今更ですが・・・ＳＣ１６０２ライブラリの作成
最近、配線が面倒くさくて、あまり使用しないパラレルＬＣＤですが・・・
配線を我慢すれば安価で見易い５Ｖ系ＬＣＤではあります。
今までＸＣ８制御ライブラリが当局内では無かったので作ってみました。
使用方法はＡＱＭ１６０２とほぼ同じですが、何故か関数数が増えました。
現在の所、データバス４ｂｉｔバージョンのみです。
最近、配線が面倒くさくて、あまり使用しないパラレルＬＣＤですが・・・
配線を我慢すれば安価で見易い５Ｖ系ＬＣＤではあります。
今までＸＣ８制御ライブラリが当局内では無かったので作ってみました。
使用方法はＡＱＭ１６０２とほぼ同じですが、何故か関数数が増えました。
現在の所、データバス４ｂｉｔバージョンのみです。
ライブラリ作成およびデモに使用した実験基板
これはＰＩＣキット１４ピンＣＰＵ基板、Ｉ２Ｃ拡張基板、パラレルＬＣＤを１つ基板にまとめた当局内の実験用基板です。
ＳＣ１６０２はデータバスはＤＢ４－ＤＢ７がＰＩＣと接続されています。
よって、ＤＢ０－ＤＢ３の下位４ｂｉｔは無接続です。
実験基板詳細は別ページを参照して下さい。
これはＰＩＣキット１４ピンＣＰＵ基板、Ｉ２Ｃ拡張基板、パラレルＬＣＤを１つ基板にまとめた当局内の実験用基板です。
ＳＣ１６０２はデータバスはＤＢ４－ＤＢ７がＰＩＣと接続されています。
よって、ＤＢ０－ＤＢ３の下位４ｂｉｔは無接続です。
実験基板詳細は別ページを参照して下さい。
ヘッダーファイルの置き場所
ＭＰＬＡＢ Ｘ ＩＤＥ Ver5.5
「Projects」ウインドウの、
「Header Files」を右クリック、
「Add Existing Item･･･」
ここで「SC1602v1.h」を登録
同様に、
「Source Files」に
「SC1602v1.c」を登録
この場所にはメインプログラムも登録
ＭＰＬＡＢ Ｘ ＩＤＥ Ver5.5
「Projects」ウインドウの、
「Header Files」を右クリック、
「Add Existing Item･･･」
ここで「SC1602v1.h」を登録
同様に、
「Source Files」に
「SC1602v1.c」を登録
この場所にはメインプログラムも登録
ＳＣ１６０２用ライブラリのヘッダーファイル注意点
使用するＰＩＣのＩ／ＯポートとＳＣ１６０２のＩ／Ｏポートとのすり合わせを行う、マクロ設定があります。
これを行わないと動作しません。
ＰＩＣのＩＣＳＰピンのＤＡＴとＣＬＫと接続するＰＩＣのＩ／Ｏポートを使用する場合は、ＳＣ１６０２のＤＢポートとは並列接続しない方が良いと思います。
他のＳＣ１６０２Ｉ／Ｏポートは入力だけなので、大丈夫だと思います。
ＳＣ１６０２用ヘッダーファイルのマクロによるＩ／Ｏポート設定
（実験基板での接続例１）
ＬＣＤ側 ＰＩＣ側
ＤＢ７ ： ＲＣ５
ＤＢ６ ： ＲＣ４
ＤＢ５ ： ＲＣ３
ＤＢ４ ： ＲＣ２
Ｅ ： ＲＡ０
Ｒ／Ｗ ： ＲＡ１
Ｒ／Ｓ ： ＲＡ２
#define DB7 LATCbits.LATC5 // DB7 書き込みポート
#define DB6 LATCbits.LATC4 // DB6 書き込みポート
#define DB5 LATCbits.LATC3 // DB5 書き込みポート
#define DB4 LATCbits.LATC2 // DB4 書き込みポート
#define DR7 PORTCbits.RC5 // DB7 読み込みポート
#define DR6 PORTCbits.RC4 // DB6 読み込みポート
#define DR5 PORTCbits.RC3 // DB5 読み込みポート
#define DR4 PORTCbits.RC2 // DB4 読み込みポート
#define ENA LATAbits.LATA0 // イネーブル(E) ポート
#define R_W LATAbits.LATA1 // R/W ポート
#define R_S LATAbits.LATA2 // R/S ポート
#define TR7 TRISCbits.TRISC5 // DB7ポートのI/O設定
#define TR6 TRISCbits.TRISC4 // DB6ポートのI/O設定
#define TR5 TRISCbits.TRISC3 // DB5ポートのI/O設定
#define TR4 TRISCbits.TRISC2 // DB4ポートのI/O設定
上記、赤字の部分を使用ハードウエア構成に合わせて書き換えます
もちろん、メインソースでＰＩＣのＩ／Ｏポート初期設定も合わせます。
使用するＰＩＣのＩ／ＯポートとＳＣ１６０２のＩ／Ｏポートとのすり合わせを行う、マクロ設定があります。
これを行わないと動作しません。
ＰＩＣのＩＣＳＰピンのＤＡＴとＣＬＫと接続するＰＩＣのＩ／Ｏポートを使用する場合は、ＳＣ１６０２のＤＢポートとは並列接続しない方が良いと思います。
他のＳＣ１６０２Ｉ／Ｏポートは入力だけなので、大丈夫だと思います。
ＳＣ１６０２用ヘッダーファイルのマクロによるＩ／Ｏポート設定
（実験基板での接続例１）
ＬＣＤ側 ＰＩＣ側
ＤＢ７ ： ＲＣ５
ＤＢ６ ： ＲＣ４
ＤＢ５ ： ＲＣ３
ＤＢ４ ： ＲＣ２
Ｅ ： ＲＡ０
Ｒ／Ｗ ： ＲＡ１
Ｒ／Ｓ ： ＲＡ２
#define DB7 LATCbits.LATC5 // DB7 書き込みポート
#define DB6 LATCbits.LATC4 // DB6 書き込みポート
#define DB5 LATCbits.LATC3 // DB5 書き込みポート
#define DB4 LATCbits.LATC2 // DB4 書き込みポート
#define DR7 PORTCbits.RC5 // DB7 読み込みポート
#define DR6 PORTCbits.RC4 // DB6 読み込みポート
#define DR5 PORTCbits.RC3 // DB5 読み込みポート
#define DR4 PORTCbits.RC2 // DB4 読み込みポート
#define ENA LATAbits.LATA0 // イネーブル(E) ポート
#define R_W LATAbits.LATA1 // R/W ポート
#define R_S LATAbits.LATA2 // R/S ポート
#define TR7 TRISCbits.TRISC5 // DB7ポートのI/O設定
#define TR6 TRISCbits.TRISC4 // DB6ポートのI/O設定
#define TR5 TRISCbits.TRISC3 // DB5ポートのI/O設定
#define TR4 TRISCbits.TRISC2 // DB4ポートのI/O設定
上記、赤字の部分を使用ハードウエア構成に合わせて書き換えます
もちろん、メインソースでＰＩＣのＩ／Ｏポート初期設定も合わせます。
ＸＣ８用ＳＣ１６０２関数ライブラリ詳細
何か・・・グダグダと数ばかりありますが、イニシャライズ時以外、常時使用するのは１～２個程度と思います。
低レベルの下位関数は４個ほどで、上位関数群がそれを使い回しています。
ＳＣ１６０２上位関数群
１）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＬ(unsigned char 引数１、unsiged char 引数２)
引数２から始まるアドレスから文字列を表示します。
最大３２文字です。
引数１：表示文字コード格納配列アドレス
引数２：表示する文字列先頭ＤＤＲＡＭアドレス(注１）
戻値：無
２）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＬ１(unsiged char 引数)
ＬＣＤ１行目の最左側から文字列を表示(最大１６文字)
引数：表示文字列格納配列アドレス
戻値：無
３）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＬ２(unsigned char 引数)
ＬＣＤ２行目の最左側から文字列を表示(最大１６文字)
引数：文字列格納配列アドレス
戻値：無
４）ＳＣ１６０２＿Ｌ１ＢＳＬ(unsigned char 引数)
ＬＣＤ１行目の最右側に文字を表示
その行にあった文字列は左にスクロール
最左側の文字は破棄される
引数：文字コード
戻値：無
５）ＳＣ１６０２＿Ｌ２ＢＳＬ(unsigned char 引数)
ＬＣＤ２行目の最右側に文字を表示
その行にあった文字列は左にスクロール
最左側の文字は破棄される
引数：文字コード
戻値：無
６）ＳＣ１６０２＿Ｌ２１ＢＳＬ
(unsigned char 引数１、unsigned char 引数２)
ＬＣＤ２行目の最右側に文字を表示
その行にあった文字列は左にスクロール
２行目最左側の文字は１行目最右側に表示される
１行目にあった文字列は左にスクロール
１行目指定最左側の文字は破棄される
引数１：表示文字コード
引数２：１行目左スクロール停止位置アドレス
戻値：無
７）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＣ(unsigned char 引数１，unsigned char 引数２）
指定の表示位置に１文字を表示します
引数１：文字コード
引数２：表示位置ＤＤＲＡＭアドレス(注１)
戻値：無
８）unsigned char ＳＣ１６０２＿ＧＥＴＣ(unsigned char 引数）
指定の表示位置の文字コードを取得します
引数：表示位置ＤＤＲＡＭアドレス(注１)
戻値：文字コード
９） ＶＲＡＭ＿ＡＤＲ(unsigned char 引数)
ＬＣＤ表示位置アドレスを指定します
ＶＲＡＭアドレスを００Ｈ～１ＦＨと見立てて、
それをＤＤＲＡＭアドレスに変換・送信します。
引数が００Ｈ～１ＦＨの場合はＤＤＲＡＭアドレスに変換
引数が２０Ｈ以上ならそのまま送信
引数：表示位置アドレス
返値：無
１０）ＳＣ１６０２＿ＷＲＴＤ(unsigned char 引数)
ＬＣＤデータ(文字コード)を送信・表示します
事前に表示開始位置アドレスを送信しておく事が必要です
連続送信しても表示位置はＬＣＤ側が自動インクリメントします
ｐｒｉｎｔｆ()等で使用する低レベル関数はこれを指定します
引数：文字コード
返値：無
１１）ＳＣ１６０２＿ＣＬＲＬＣＤ(void)
ＬＣＤ全画面をクリア
引数：無
返値：無
１２）ＳＣ１６０２＿ＣＬＲＬＣＤ１(void)
ＬＣＤ１行目をクリア
引数：無
返値：無
１３）ＳＣ１６０２＿ＣＬＲＬＣＤ２(void)
ＬＣＤ2行目をクリア
引数：無
返値：無
１４）ＳＣ１６０２＿ＢＬＩＮＫ＿ＯＮ(unsigned char 引数）
指定の表示位置の文字をブリンクＯＮにします
引数：表示位置ＤＤＲＡＭアドレス(注１)
戻値：無
１５）ＳＣ１６０２＿ＢＬＩＮＫ＿ＯＦＦ(unsigned char 引数）
指定の表示位置の文字をブリンクＯＦＦにします
引数：表示位置ＤＤＲＡＭアドレス(注１)
戻値：無
１６）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＧ
(unsigned char 引数１，unsigned char 引数２）
指定の文字コードのＣＧＲＡＭに１文字分データ(注３)を書き込みます
引数１：外字領域文字コード（００Ｈ～０７Ｈ）
引数２：８バイトのグラフィックデータ格納配列アドレス
戻値：無
１７）ＳＣ１６０２＿ＷＲＴＧ
(unsigned char 引数１，unsigned char 引数２）
指定のＣＧＲＡＭアドレス(注２)にデータ(注３)を書き込みます
引数１：ＣＧＲＡＭアドレス
引数２：１ライン（８ｂｉｔ）分のグラフィックデータ
戻値：無
１８）unsigned char ＳＣ１６０２＿ＲＣＶＧ（unsigned char 引数）
指定のＣＧＲＡＭアドレス(注２)のデータを読み込みます
引数：ＣＧＲＡＭアドレス
戻値：１ライン（８ｂｉｔ）分のグラフィックデータ
１９）ＳＣ１６０２＿ＩＮＩＴ４(void)
ＳＣ１６０２を４ビットモードでイニシャライズ
２行・１６桁・５×７ドットの標準的なモードに設定
各種ライブラリ関数もこのモードを想定しています。
引数：無
戻値：無
ＳＣ１６０２下位関数群
２０）ＳＥＮＤ４ＤＡＴ(unsigned char 引数)
ＬＣＤデータを４ビットモードで送信
引数：ＬＣＤ 文字コード、ＣＧＲＡＭビットデータ
戻値：無
２１）ＳＥＮＤ４ＣＭＤ(unsigned char 引数)
ＬＣＤコマンドを４ビットモードで送信
引数：ＬＣＤの各種コマンド、ＤＤＲＡＭ、ＣＧＲＡＭアドレス
戻値：無
２２）ＳＥＮＤ４ＦＮＣ(unsigned char 引数)
ＬＣＤのデータを８ビットモードで送信
ただし、下位４ｂｉｔの送信はできない
事実上、イニシャライズ用のＬＣＤコマンド送信専用
引数：ＬＣＤコマンド
戻値：無
２３）unsigned char ＲＥＣＶ４ＤＡＴ(void)
ＬＣＤのデータを４ビットモードで読み込む
事前に読み込むアドレスを指定しておく事
引数：無し
戻値：指定アドレスのデータ
何か・・・グダグダと数ばかりありますが、イニシャライズ時以外、常時使用するのは１～２個程度と思います。
低レベルの下位関数は４個ほどで、上位関数群がそれを使い回しています。
ＳＣ１６０２上位関数群
１）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＬ(unsigned char 引数１、unsiged char 引数２)
引数２から始まるアドレスから文字列を表示します。
最大３２文字です。
引数１：表示文字コード格納配列アドレス
引数２：表示する文字列先頭ＤＤＲＡＭアドレス(注１）
戻値：無
２）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＬ１(unsiged char 引数)
ＬＣＤ１行目の最左側から文字列を表示(最大１６文字)
引数：表示文字列格納配列アドレス
戻値：無
３）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＬ２(unsigned char 引数)
ＬＣＤ２行目の最左側から文字列を表示(最大１６文字)
引数：文字列格納配列アドレス
戻値：無
４）ＳＣ１６０２＿Ｌ１ＢＳＬ(unsigned char 引数)
ＬＣＤ１行目の最右側に文字を表示
その行にあった文字列は左にスクロール
最左側の文字は破棄される
引数：文字コード
戻値：無
５）ＳＣ１６０２＿Ｌ２ＢＳＬ(unsigned char 引数)
ＬＣＤ２行目の最右側に文字を表示
その行にあった文字列は左にスクロール
最左側の文字は破棄される
引数：文字コード
戻値：無
６）ＳＣ１６０２＿Ｌ２１ＢＳＬ
(unsigned char 引数１、unsigned char 引数２)
ＬＣＤ２行目の最右側に文字を表示
その行にあった文字列は左にスクロール
２行目最左側の文字は１行目最右側に表示される
１行目にあった文字列は左にスクロール
１行目指定最左側の文字は破棄される
引数１：表示文字コード
引数２：１行目左スクロール停止位置アドレス
戻値：無
７）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＣ(unsigned char 引数１，unsigned char 引数２）
指定の表示位置に１文字を表示します
引数１：文字コード
引数２：表示位置ＤＤＲＡＭアドレス(注１)
戻値：無
８）unsigned char ＳＣ１６０２＿ＧＥＴＣ(unsigned char 引数）
指定の表示位置の文字コードを取得します
引数：表示位置ＤＤＲＡＭアドレス(注１)
戻値：文字コード
９） ＶＲＡＭ＿ＡＤＲ(unsigned char 引数)
ＬＣＤ表示位置アドレスを指定します
ＶＲＡＭアドレスを００Ｈ～１ＦＨと見立てて、
それをＤＤＲＡＭアドレスに変換・送信します。
引数が００Ｈ～１ＦＨの場合はＤＤＲＡＭアドレスに変換
引数が２０Ｈ以上ならそのまま送信
引数：表示位置アドレス
返値：無
１０）ＳＣ１６０２＿ＷＲＴＤ(unsigned char 引数)
ＬＣＤデータ(文字コード)を送信・表示します
事前に表示開始位置アドレスを送信しておく事が必要です
連続送信しても表示位置はＬＣＤ側が自動インクリメントします
ｐｒｉｎｔｆ()等で使用する低レベル関数はこれを指定します
引数：文字コード
返値：無
１１）ＳＣ１６０２＿ＣＬＲＬＣＤ(void)
ＬＣＤ全画面をクリア
引数：無
返値：無
１２）ＳＣ１６０２＿ＣＬＲＬＣＤ１(void)
ＬＣＤ１行目をクリア
引数：無
返値：無
１３）ＳＣ１６０２＿ＣＬＲＬＣＤ２(void)
ＬＣＤ2行目をクリア
引数：無
返値：無
１４）ＳＣ１６０２＿ＢＬＩＮＫ＿ＯＮ(unsigned char 引数）
指定の表示位置の文字をブリンクＯＮにします
引数：表示位置ＤＤＲＡＭアドレス(注１)
戻値：無
１５）ＳＣ１６０２＿ＢＬＩＮＫ＿ＯＦＦ(unsigned char 引数）
指定の表示位置の文字をブリンクＯＦＦにします
引数：表示位置ＤＤＲＡＭアドレス(注１)
戻値：無
１６）ＳＣ１６０２＿ＰＵＴＧ
(unsigned char 引数１，unsigned char 引数２）
指定の文字コードのＣＧＲＡＭに１文字分データ(注３)を書き込みます
引数１：外字領域文字コード（００Ｈ～０７Ｈ）
引数２：８バイトのグラフィックデータ格納配列アドレス
戻値：無
１７）ＳＣ１６０２＿ＷＲＴＧ
(unsigned char 引数１，unsigned char 引数２）
指定のＣＧＲＡＭアドレス(注２)にデータ(注３)を書き込みます
引数１：ＣＧＲＡＭアドレス
引数２：１ライン（８ｂｉｔ）分のグラフィックデータ
戻値：無
１８）unsigned char ＳＣ１６０２＿ＲＣＶＧ（unsigned char 引数）
指定のＣＧＲＡＭアドレス(注２)のデータを読み込みます
引数：ＣＧＲＡＭアドレス
戻値：１ライン（８ｂｉｔ）分のグラフィックデータ
１９）ＳＣ１６０２＿ＩＮＩＴ４(void)
ＳＣ１６０２を４ビットモードでイニシャライズ
２行・１６桁・５×７ドットの標準的なモードに設定
各種ライブラリ関数もこのモードを想定しています。
引数：無
戻値：無
ＳＣ１６０２下位関数群
２０）ＳＥＮＤ４ＤＡＴ(unsigned char 引数)
ＬＣＤデータを４ビットモードで送信
引数：ＬＣＤ 文字コード、ＣＧＲＡＭビットデータ
戻値：無
２１）ＳＥＮＤ４ＣＭＤ(unsigned char 引数)
ＬＣＤコマンドを４ビットモードで送信
引数：ＬＣＤの各種コマンド、ＤＤＲＡＭ、ＣＧＲＡＭアドレス
戻値：無
２２）ＳＥＮＤ４ＦＮＣ(unsigned char 引数)
ＬＣＤのデータを８ビットモードで送信
ただし、下位４ｂｉｔの送信はできない
事実上、イニシャライズ用のＬＣＤコマンド送信専用
引数：ＬＣＤコマンド
戻値：無
２３）unsigned char ＲＥＣＶ４ＤＡＴ(void)
ＬＣＤのデータを４ビットモードで読み込む
事前に読み込むアドレスを指定しておく事
引数：無し
戻値：指定アドレスのデータ
補足事項
(注１)ＤＤＲＡＭアドレス
ＬＣＤ表示モードが１６桁・２行表示・５×７ビット文字での話になります。
ＤＤＲＡＭはハードウエアとしては００Ｈ～４ＦＨ分のアドレス、
８０バイト(文字)のＲＡＭ容量を持っているようです
ここに文字コードを書き込む事によって、文字が表示されます。
表示モードによってＤＤＲＡＭアドレスと表示位置の関係が変化する様です。
表示シフトを行わない限り、１６桁２行表示では、
１行目は００Ｈ～０ＦＨで、最左側から表示
２行目は４０Ｈ～４ＦＨがＤＤＲＡＭアドレスとなるようです。
命令ビットがｂｉｔ７＝Ｈですので、
８０Ｈ＋ＤＤＲＡＭアドレスが表示位置指定命令となります。
面倒なので、ここで言うＤＤＲＡＭアドレスとは、
ＬＣＤ表示モードが１６桁・２行表示・５×７ビット文字
以上の環境で、命令ビットを含んでコマンド送信、
１行目 ８０Ｈ～８ＦＨ
２行目 Ｃ０Ｈ～ＣＦＨとします。
(注２)ＣＧＲＡＭアドレス
ＣＧＲＡＭはハードウエア的に００Ｈ～３ＦＨのアドレスと、
６４バイト８文字分存在する様です
命令ビットがｂｉｔ６＝Ｈですので、
４０Ｈ＋ＣＧＲＡＭアドレスがアクセス指定命令となります。
面倒なので、ここで言うＣＧＲＡＭアドレスとは、
命令ビットを含んだ４０Ｈ～７ＦＨとします
外字登録の文字コードとＣＧＲＡＭアドレス
１文字のビットデータは８つのＣＧＲＡＭアドレスで構成されます。
１文字に付き、上から００Ｈ～０７Ｈのアドレスでビットデータを指定
命令ビットはｂｉｔ６でそれを加算します。つまり、
文字コード００ＨのＣＧＲＡＭアドレスは４０Ｈ～４７Ｈ
文字コード０１ＨのＣＧＲＡＭアドレスは４８Ｈ～４ＦＨ
文字コード０６ＨのＣＧＲＡＭアドレスは７０Ｈ～７７Ｈ
文字コード０７ＨのＣＧＲＡＭアドレスは７８Ｈ～７ＦＨ
文字コードは００Ｈ～０７Ｈまでが存在
文字コード０８Ｈ～０ＦＨは同じ文字を指定、
つまり文字コード０８Ｈ～０ＦＨのｂｉｔ３は無視されます
(注３)ＣＧＲＡＭデータ
登録外字は１文字に付き８バイトのＣＧＲＡＭデータで構成されています。
１バイトのビットデータは下位５ｂｉｔが有効です。
横５ｂｉｔ×縦８ｂｉｔ構成のフォントですが、
横５ｂｉｔの最右側ビットがｂｉｔ０、最左側がｂｉｔ４となります。
ｂｉｔ５～７はメモリとして存在しますが、表示はされません。
ビットデータはフォントの上から下に向かってアドレスが進みます。
例１）
文字コード００Ｈの外字登録
ＣＧＲＡＭアドレス データ 表示パターン
４０Ｈ １ＦＨ ●●●●●
４１Ｈ １１Ｈ ●○○○●
４２Ｈ １５Ｈ ●○●○●
４３Ｈ １７Ｈ ●○●●●
４４Ｈ １５Ｈ ●○●○●
４５Ｈ １１Ｈ ●○○○●
４６Ｈ １ＦＨ ●●●●●
４７Ｈ ００Ｈ ○○○○○
(注１)ＤＤＲＡＭアドレス
ＬＣＤ表示モードが１６桁・２行表示・５×７ビット文字での話になります。
ＤＤＲＡＭはハードウエアとしては００Ｈ～４ＦＨ分のアドレス、
８０バイト(文字)のＲＡＭ容量を持っているようです
ここに文字コードを書き込む事によって、文字が表示されます。
表示モードによってＤＤＲＡＭアドレスと表示位置の関係が変化する様です。
表示シフトを行わない限り、１６桁２行表示では、
１行目は００Ｈ～０ＦＨで、最左側から表示
２行目は４０Ｈ～４ＦＨがＤＤＲＡＭアドレスとなるようです。
命令ビットがｂｉｔ７＝Ｈですので、
８０Ｈ＋ＤＤＲＡＭアドレスが表示位置指定命令となります。
面倒なので、ここで言うＤＤＲＡＭアドレスとは、
ＬＣＤ表示モードが１６桁・２行表示・５×７ビット文字
以上の環境で、命令ビットを含んでコマンド送信、
１行目 ８０Ｈ～８ＦＨ
２行目 Ｃ０Ｈ～ＣＦＨとします。
(注２)ＣＧＲＡＭアドレス
ＣＧＲＡＭはハードウエア的に００Ｈ～３ＦＨのアドレスと、
６４バイト８文字分存在する様です
命令ビットがｂｉｔ６＝Ｈですので、
４０Ｈ＋ＣＧＲＡＭアドレスがアクセス指定命令となります。
面倒なので、ここで言うＣＧＲＡＭアドレスとは、
命令ビットを含んだ４０Ｈ～７ＦＨとします
外字登録の文字コードとＣＧＲＡＭアドレス
１文字のビットデータは８つのＣＧＲＡＭアドレスで構成されます。
１文字に付き、上から００Ｈ～０７Ｈのアドレスでビットデータを指定
命令ビットはｂｉｔ６でそれを加算します。つまり、
文字コード００ＨのＣＧＲＡＭアドレスは４０Ｈ～４７Ｈ
文字コード０１ＨのＣＧＲＡＭアドレスは４８Ｈ～４ＦＨ
文字コード０６ＨのＣＧＲＡＭアドレスは７０Ｈ～７７Ｈ
文字コード０７ＨのＣＧＲＡＭアドレスは７８Ｈ～７ＦＨ
文字コードは００Ｈ～０７Ｈまでが存在
文字コード０８Ｈ～０ＦＨは同じ文字を指定、
つまり文字コード０８Ｈ～０ＦＨのｂｉｔ３は無視されます
(注３)ＣＧＲＡＭデータ
登録外字は１文字に付き８バイトのＣＧＲＡＭデータで構成されています。
１バイトのビットデータは下位５ｂｉｔが有効です。
横５ｂｉｔ×縦８ｂｉｔ構成のフォントですが、
横５ｂｉｔの最右側ビットがｂｉｔ０、最左側がｂｉｔ４となります。
ｂｉｔ５～７はメモリとして存在しますが、表示はされません。
ビットデータはフォントの上から下に向かってアドレスが進みます。
例１）
文字コード００Ｈの外字登録
ＣＧＲＡＭアドレス データ 表示パターン
４０Ｈ １ＦＨ ●●●●●
４１Ｈ １１Ｈ ●○○○●
４２Ｈ １５Ｈ ●○●○●
４３Ｈ １７Ｈ ●○●●●
４４Ｈ １５Ｈ ●○●○●
４５Ｈ １１Ｈ ●○○○●
４６Ｈ １ＦＨ ●●●●●
４７Ｈ ００Ｈ ○○○○○
デモンストレーション プログラム
実験基板上のＰＩＣ１６Ｆ１８３２６にＸＣ８にて記述してます。
ヘッダーファイルにはＳＣ１６０２に接続されているポートを指定する部分がありますでの、使用ＰＩＣ及び回路に合わせてポート指定します
もちろん、使用ＰＩＣのＡＮＳＥＬやＴＲＩＳの設定もメインルーチンで合わせます
イニシャライズ関数は必ず最初に１回呼び出します。
だらだらと記述されていますが、気にしないで下さい・・・ (^_^;)
実験基板上のＰＩＣ１６Ｆ１８３２６にＸＣ８にて記述してます。
ヘッダーファイルにはＳＣ１６０２に接続されているポートを指定する部分がありますでの、使用ＰＩＣ及び回路に合わせてポート指定します
もちろん、使用ＰＩＣのＡＮＳＥＬやＴＲＩＳの設定もメインルーチンで合わせます
イニシャライズ関数は必ず最初に１回呼び出します。
だらだらと記述されていますが、気にしないで下さい・・・ (^_^;)
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